乙女心 girl's tender heart 2004 8 11
市場心理は、デリケートです。
特に、株式市場は、乙女心のように、移ろいやすく、デリケートです。
だから、今までは、政治家の無神経な発言に傷つけられてきたのです。
最近は、そういう政治家の発言に、不感症になりましたね。
ある時は、いくら不安材料が出てきても、
「恋は盲目」のように、高値を追い続け、
ある時は、どんなに励ましても(好材料が出ても)、悲劇のヒロインとなる。
現状では、原油価格の上昇、長期金利の上昇など、不安な材料は、たくさんあります。
しかし、株価が上がる時は、上がります。
何しろ、株価は、乙女心のように、
つまり、「恋は盲目」のように、
不安材料があっても、高値を追い続けるからです。
でも、乙女心は、移ろいやすく、何かのきっかけで、
悲劇のヒロインになってしまった場合は、
どんなに好材料が出ても、株価は下げ続けるのです。
そして、涙が涸れる時が、株価の下げ止まりです。
その時、いつまでも、悲劇のヒロインでいてはいけないと気づくのです。
乙女心に、安定は難しいのか。
いや、いつも不安定だからこそ、乙女心かもしれない。
こうした乙女心が安定してしまうと、
いつの間にか、淑女となっている。
世界には、淑女のような市場もあります。